Gallery SOUVIN こけら落とし展覧会となる「石崎 誠和 ー白余ーISHIZAKI TOMOKAZU Solo Exhibition」を下記の通り開催いたします。
「対象(実体)を見出す認識からの少しのズレや揺らぎとその持続を求めて 。白余:余白を反対にした造語 対象を見出す意識が無意識に転化した後の時間または次元を表す言葉」
日時:5/28(土)〜6/5(日)10:00〜18:00
場所:Gallery SOUVIN
住所:石川県金沢市神田1-22-19 Tel:076-242-2265
主催 : nakabi株式会社 後援 : 北國新聞社
*レセプションを5/28(土)17:00〜から開催いたします。コロナ感染防止の為の対策をした上で簡易な飲み物をご用意してお待ちしております。お気軽にお立ち寄りください。
作家石崎誠和 在廊予定
5月28日 14:00〜19:00
29日 14:00〜18:00
30日 16:00〜18:00
6月 1日 14:00〜18:00
3日 14:00〜18:00
4日 14:00〜18:00
5日 終 日
⽩ 景 182cm×60cm×9 2017年
雪景色の廃墟となったホテルのプール。背後にある林と空は溶けるように流れ始め、
遠近法の消失点を持たない風景と前面に現れた墨の痕跡によって、
観る人を風景に同化させていく。
か さ な りの景色 182cm×56cm×4 2019年
くるみの⽊にあけびと⼭葡萄が絡まり重なっている様子。 川辺から冷気を含んだ空気が枝葉を少し揺らしている。 絡まり重なる葉が、葉と認識できるほんの少し前を⾒せてくれる。
水 照 り 140cm×140cm 2008年
蓮と水草のある水辺の景色。
一つ一つの水草に、また、それらの集まりにも色調の段階的変化があり、
白く描かれた枯れた蓮は画面の白地と共鳴する。地と思っていたものが図に、
図と思っていたものが地に反転する。
都 市 ⾊ 彩 図 99cm×92cm 2015年
上海の⼈⺠公園と⼈⺠広場 。
中華⼈⺠共和国以前の租界時代と現代が混在し、⼟地が持ついくつかの記憶が顕在化している景⾊。
Wear reverce 2013 130cm×145cm 2013年
かつて誰かが着ていた裏返されたシャツ。
服という分かっているものと
着ていた誰かという分からないもの。
そのような二重のあり方が持続するもの。
綿 ⽑ ×32cm 2021年
無風の空間で綿毛があふれた沢薊(さわあざみ)。
ある時一気に溢れ出す綿毛は
無風の空間で時間が止まったかのように形を留める。
薊本位の時間や空間を感じさせる。
略 歴 石崎 誠和
金沢美術工芸大学大学院博士後期課程美術研究領域絵画分野(日本画)修了(2004年)
石川県インターンシップ事業芸術家在外研修員(NY)( 2005年-2006年)
華踊る 秋吉台国際芸術村(2009年)
臥龍桜日本画大賞展 優秀賞(2009年)奨励賞(2010年)
expand −ふくらむ予兆−石崎誠和個展 ほくぎんアートギャラリー(2011年)
Garden:10 Artists Group Show Around Space上海(2013年)
in between ギャラリー三条祇園 京都(2014年)
誰かの AIN SOFH DISPATCH 名古屋(2015年)
風景を見つける AIN SOFH DISPATCH 名古屋(2016年)
重なりの景色 ギャラリー三条祇園 京都(2016年)
日展(1999年〜)特選(2020年)
石川県現代美術展 最優秀賞(2021年) 美術文化準大賞(2022年)
石川県文化奨励賞(2021年)